セレクションと単価

ロカド専門のWEBショップだからできる、弊社独自のセレクション基準を設けました。

革は天然ものであるゆえ、１枚１枚違うもの。

実物を見て購入するときに比べると、どうしてもオンラインでは“見えない”不安が残ってしまう。

そこで弊社が革のプロフェッショナルとして皆様の「目」となり、なるべく一律でわかりやすい基準によって、ひとつひとつのコードバンをセレクションしています。

コードバンは高級品であるからこそ、納得してご購入していただきたい。ギャラリーでアートをよく眺めてから購入するように、是非皆様の用途にあったコードバンを見つけてください。

各項目のスコアを足した合計によって、A～Cのランクを決定します。また、それぞれのランクにより、デシあたりの単価が異なります。

コードバンの大きさによって、以下のスコアが加点されます。

※ 1ds（デシ）＝10cm x 10cm

※ メガネの場合は、大きさによる加点はありません。

コードバンの形にどの大きさの紙がフィットするか（どれくらいの大きさの型を切り抜けるか）によって、以下のスコアが加点されます。

※A3１枚とB5１枚を同時に抜ける場合は、20+8=28点の加算となります。

生産中や輸送中についたひっかき傷の程度によって、以下のスコアが減点されます。

輸送中にコードバン同士が押されることにより、表面にあたり跡が付くことがあります。程度によって、以下のスコアが減点されます。

黒点などの汚れの程度によって、以下のスコアが減点されます。

輸送中にコードバンの端部分が折れ、シワになることがあります。程度によって、以下のスコアが減点されます。

セレクション時に考慮しない項目

以下はコードバンの特徴として捉えるべきもののため、セレクション時には考慮しません。

ロカドのコードバンは完全な水染めのため、必ず色の濃淡があります。染料の入り方には個体差が発生するため、同じロットでも全く同じ色にはなりません。また、色やロットによって、濃淡が強く出ることもあります。

ただ、別ロットの場合は同じロットの革よりも色の差が大きくなりますので、同じ色を２枚以上購入される場合は、同じロット番号内で購入されることをお勧めします。

馬の臀部をコードバンのように平らに仕上げると、表面に毛穴が点となって現れます。個体差が大きく、毛穴が目立たないものと目立つものがあります。また、薄い色の方が毛穴が目立つ傾向にあります。

革の繊維が波模様のようになって現れることがあります。これも個体差が大きく、全体の半分程度の面積に見られるもの、端の部分だけに見られるもの、全くないもの等まちまちです。

マーブル仕上げとミュージアム仕上げにおいて、部分的に色が抜けた（色が付かない）部分が点として現れる場合があります。これが全くない個体も多いですが、あっても通常は5mm前後の大きさです。